今年の司法試験も早くも終了しました。
平成30年度司法試験の合格発表は9月11日です。まだ4ヶ月近くあり、受験生はしばらくドキドキした日々が続くのではないでしょうか。
休養するのも結構ですが、ただ単にダラダラと過ごしていると他の法曹候補者に差をつけられてしまいます。受験生としてはこの間の過ごし方をよく考えなければなりません。
今回は試験終了後の過ごし方について書いてみます。
再現答案の作成
何はともあれ再現答案の作成は必須です。予備校も再現答案を募集していますので、さくっと作って提出しておきましょう。成績がよければお金がもらえることもあります。
司法試験&予備試験 2018年試験再現ご協力のお願い/辰已法律研究所
予備校に提出しない場合でも、受かった場合は後輩への参考資料、落ちた場合は敗因分析の材料になります。
不合格が確実な人
もうすでに短答落ちがほぼ確定している人や何らかの事情で途中棄権してしまった人は、速やかに来年の本試験までの勉強計画を立てて勉強を再開しましょう。
短答落ちというレベルは正直勉強量が足りていません。来年の合格も危ういので危機感をもって来年度の受験に備えてください。
合格可能性がある人
短答はどうも受かってそうで、論文も全部書いて提出したよっていう人は一定程度の勉強は維持しつつ、いろいろなことに挑戦してみるのがよいと思います。就活が気になる人は就活に有利なことに取り組んでもいいでしょう。
サマクラへの応募
主に都心部の法律事務所が中心になってしまいますが、各事務所は夏頃に司法試験受験生を対象にサマークラーク(インターン)を実施しているので、それに応募してみるのもいいと思います。
グーグルで「サマークラーク、地域名」等の単語で検索すればいろいろと出てきます。
アットリーガルなどの求人サイトにも募集要項が掲載されているので、適宜そのようなページも参考にしてください。ロースクール在学生と書いてありますが修了生を対象としているものもたくさんあります。
法律事務所のバイト
将来に備えて法律事務所のバイトをしてみるのもいい経験になると思います。バイト先で実務家とのパイプも作っておけば就職にも有利でしょう。
法律事務所のバイトは、各求人サイトのほか、各弁護士会のホームページでも募集しているのでそちらを参考にしましょう。
海外旅行、運転免許等の資格の取得
まとまった時間を取れるのもこの時期くらいなので、海外旅行に行ってみたり、免許などの資格をとってみるのもいいと思います。
弁護士になった後の差別化として特殊な技能(プログラミング、外国語等)をつけてみてもいいですね。
要件事実や事実認定の勉強
任官、仁検を検討している人は、修習で良い成績が取れるように勉強しておく必要があります。特に最初の印象が大事なので、出遅れないように準備しておきましょう。