非常識な司法試験合格法則

司法試験合格のための勉強の仕方について解説

2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧

財産引受け(会社法28条2号)

財産引受けは頻出の分野なので、しっかり押さえている受験生も多いだろう。書き落としたら即負けになる事項である。基本的には、定義、趣旨、効果を覚えた上で、追認の可否と無効の主張権者の論点を抑えておけば十分だろう。 定義・趣旨・効果 財産引受け=…

法人格否認の法理

法人格否認の法理といえば、会社法の勉強を始めて比較的早期に勉強する事項であるし、民法など別科目でも出てくる論点なのでなじみある受験生が多いだろう。 基本的には、同法理の定義・趣旨(根拠)・要件・効果をしっかり確認しておきたい。 定義 法人格否…

刑事訴訟法の勉強法

刑事訴訟法は司法試験の科目の中でも受験生のレベルがさほど高くなく、少し意識を変えて勉強するだけで簡単に上位レベルに入ることができる。僕は、実務に入ってからは刑事訴訟法とのおつきあいはそんなにないが、受験生時代はそこそこ時間をかけて勉強して…

初学者の演習書として最適-ロープラクティス商法

ロースクールが設立されて以来司法試験向きの教材がだいぶ増えてきた。僕が受験生のころ、商法の参考書なんてせいぜい旧司法試験の過去問くらいしかなかったが、いまでは学者の書いた演習書がかなり充実している。 ロー生に聞いてみたところ、ロー生の間でよ…